ゼレンシキー宇大統領、岩屋日本外相と会談
ウクライナのゼレンシキー大統領は16日、キーウを訪問した日本の岩屋外相と会談し、対露制裁や北朝鮮とロシアの協力による脅威などについて協議した。
ゼレンシキー大統領が同日の動画メッセージで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「先ほど日本の外相と会談した。それが新しい内閣の組閣後すぐの彼の最初の外遊であることが重要だ。それは、私たち、ウクライナと日本の関係に関して象徴的でもあるし、非常に実質的でもある。現在、欧州のこの戦争は、世界中にとっての多くのことを決めている」と発言した。
同氏はまた、日本に対して、120億ドルに達するウクライナ支援の供与について謝意を伝えた。
さらに同氏は、「私たちは、現在北朝鮮がロシアの同盟者となったこと、この犯罪的戦争においてプーチンを助けていることについて協議した。クルスク州における北朝鮮軍人の活動、北朝鮮とロシアの協力によるあらゆる脅威について伝えた。ロシアは北朝鮮に現代戦争を教えており、それははるかに広範な不安定化の原因となり得る。一緒に、私たちの他のパートナー皆とも一緒に、それに立ち向かわねばならない」と発言した。
加えて同氏は、日本からの新たな支援パッケージにも言及した。
そして同氏は、「当然、私たちは、日本外相と対露制裁の強化、私たちの日本との経済協力、復興、公正な平和を近付けることについても話し合った」と伝えた。
同氏は、石破日本首相との対話について準備しているとも補足した。
なお、16日、日本の岩屋外相がウクライナを訪問した。
写真:日本外務省(X)