ゼレンシキー宇大統領、スイスにシリアへの食料供給に加わるよう提案
ウクライナのゼレンシキー大統領は7日、スイスのケラー=ズッター大統領と電話会談を行い、ウクライナが行っているシリアへの食料供給に加わるよう提案した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「スイス大統領と話した。ウクライナにとって重要なことは、両国関係が中身のあるものであり続け、平和を迅速に達成することを志向するものであることだ。ウクライナはスイスが第1回『平和サミット』を共同で組織したことにつき感謝している。そして、私たちは、今もスイスに政治面でも運営面でも支援する準備があることに感謝しているし、私たちは(編集注:スイス)大統領と、重要パートナーとのコミュニケーションにつき協議した。私たちはまた、二国間会談を準備している。さらにもう1つ、一緒にシリアの安定化支援を行うことができる。私はスイスに対して、シリアへの食料供給に加わるよう提案した」と発言した。
また同氏は、ウクライナの食料とスイスの資金面での参加に加え、他のパートナーたちもその人道プログラムに一緒に参加したら、それはシリアにおける戦争やロシアのシリアにおける戦闘行為の後の人々の普通の生活を構築する助けとなり得ると発言した。
そして同氏は、「ロシアが破壊を残す場所において、私たちは世界ととともに、普通の生活を回復することができる。私は、私たちの大地にもそれが生じると確信している。絶対に両者を克服せねばならない。私は、ウクライナを助けてくれている世界の全ての人に感謝している」と伝えた。
写真:大統領府