パートナー国はウクライナの「レッドライン」を知っている=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は14日、ウクライナは被占領地を「ロシア領」と認めることはないと改めて発言した。また同氏は、ジッダでの宇米政権高官協議の際に被占領地問題が提起されたことを認めた。

ゼレンシキー大統領が記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「パートナーたちは、私たちが被占領地をロシア領と認めることはないという私たちのレッドラインを知っている。それは、私の大統領としての政治的意志である。そして、それは私たちの国民の政治的意志である。それ(編集注:被占領地をロシア領と認めること)は、国際法とウクライナ憲法の違反である」と発言した。

同時に同氏は、被占領地問題はジッダでの米国との協議の際に提起されたことを認めた。その際同氏は、「(編集注:3月11日のジッダでの)会合後に(宇米)チームが出した公式文書に領土問題はない。しかし、それは、その問題が提起されなかったことは意味しない。様々な問題が提起された。米国人はより一層本質に迫っている」と発言した。

これに先立ち、ウクライナのベウズ大統領府長官顧問は、ジッダでの宇米政権高官協議にて、ウクライナは米国の代表者に対して、被占領地をロシア領と認めることは決してないと伝えたと述べた。その際同氏は、ウクライナ代表団は同協議でウクライナにとっての「レッドライン」を明確に示したとも発言した。