ベラルーシ正教会、独立を受ける意思を述べる
ベラルーシ独立正教会は、正式に独立の地位を得る目的を有している。
スヴャトスラフ・ロギン・ベラルーシ独立正教会(BAOC)大司教がラジオ・スヴォボーダ通信へのインタビューで述べた。
ロギン大司教は、ベラルーシ独立正教会は、コンスタンティノープル総主教庁によるウクライナ正教会へのトモス(独立正教会の祝福等に関係する正教会の公布文書)の付与を支持していると述べた。ロギン大司教は、「私たちは、もちろん、(ウクライナ正教会へのトモス付与の)決定を支持しています。私たちの目的は、ベラルーシにおいて(ベラルーシ正教会を)合法化し、正式に独立の地位を得ることなのです」と説明した。
また、ロギン大司教は、ウクライナとベラルーシの両正教会は、過去には一つの府主教区を有していたのであり、ベラルーシの教会はキーウ(キエフ)府主教区から始まったのだと説明した。
大司教は、歴史的経緯をこう説明する。「その後、(キーウ府主教区は)ナヴァフルダクを中心とするキーウ・リトアニア府主教区になりましたが、その府主教区はモスクワの教会に破壊されました。そして、現在まで、モスクワは、ウクライナとベラルーシの教会が独立を受けられないように努力しています。」
一方で、ロギン大司教は、ベラルーシ正教会が独立の地位を受けるには、信者と政権がそれを欲す必要があると説明した。
また、大司教は、国家が精神面でも独立するためには、独立した教会の存在が必要であり、国家は教会の独立に関心を持つべきであると述べた。