情報政策省、外国人のためのウクライナ語学習用サイトを発表

情報政策省は、外国人のためのウクライナ語学習プラットフォーム「Speak Ukraine」の立ち上げ発表会を行った。

2月28日に開かれたプレゼンテーションにおいて、アルテム・ビデンコ情報政策事務次官が発言した。

ビデンコ事務次官は、「世界は、スピードを増し、デジタル化しており、私たちはこの傾向に適した形でウクライナ語を紹介する必要がある。今回紹介するサイトは、ウクライナ国内で、勉強していたり、仕事をしていたりする人や、国外のウクライナ・ディアスポラで、ウクライナ語を学びたいが、学ぶ機会がない人、といった非常に多くの人にとって必要なものである。私たちは、このサイトがウクライナ人やそれ以外の人、ウクライナ語を学びたい人皆にとって役立つことを期待している」と発言した。

また、セルヒー・ウスティメンコ外務省パブリック・ディプロマシー局長は、国外でウクライナ語を普及することの重要性を指摘した上で、外務省はこのウクライナ語学習サイトを紹介していくと強調した。

また、ウクルインフォルム通信日本語版編集の平野高志氏は、以前は日本にウクライナ語学習用の教材が少なかったことを指摘しつつ、このようなサイトはウクライナ国外に住む外国人がウクライナ語を学習する際の大きな可能性となると発言した。

このウクライナ語学習サイト「Speak Ukraine」の作成者の一人である言語学者のヴィタリー・ズブコウ氏は、このサイトは、ウクライナ教育科学省がウクライナ語を外国語として学習する際の要件に合わせて作られたものであり、また、外国語学習一般の最新の教育法を取り入れていることを主張した。

ズブコウ氏によれば、学習サイトには、短期間でウクライナ語を実につけることを目的に、25の学習テーマ、100のレッスンが用意されており、教育者が教材を追加することも可能となっていると説明した。

同サイトにはまた、ウクライナ語学習に役立つ、オンライン上の教科書やモバイル・アプリへのリンク集も掲載されている。