露保安庁、クリミア・タタール人活動家を拘束
17日、ウクライナ南部のヘルソン州とクリミア間の行政境界線の通過検問地点「カランチャク」にて、ロシア連邦保安庁(FSB)が、クリミア・タタール人活動家のライム・アイヴァゾウ氏を拘束した。
同日、市民団体「クリミアの連帯」が伝えた。
発表には、「クリミア・タタール人のライム・アイヴァゾウさんが検問地点『カランチャク』にてロシア境界線越境の際に拘束されたことが判明した」と書かれている。
同団体によれば、クリミア・タタール人活動家のアイヴァゾウさんは、クリミアのシンフェローポリ地区カムヤンカ地区の住民で、露国内ロストフ・ナ・ドヌーで拘留されるクリミア住民に物資を渡す作業を組織している人物とのこと。
アイヴァゾウさんの親族は、FSBや国境警備隊のホットラインに電話したが、どちらの組織もアイヴァゾウさんの居場所に関する情報は提供されず、拘束者情報はFSB「クリミア共和国」国境警備局シンフェローポリ市支部で得られると言われ、親族は現地まで向かったが、そこでも情報提供を拒否されたとのこと。
アイヴァゾウさんとの連絡は拘束から12時間経過した現在まで得られていない。
写真:クリミアの連帯