キーウ市内でクリミア・タタール民族旗の日関連集会が開催

27日、キーウ(キエフ)市内にて、「クリミア・タタール民族旗の日」に合わせた集会が行われた。

集会「旗で団結・クリミア解放(#LiverateCrimea)」のコーディネーターである、エスケネル・バリイェウ氏は、世界28か国で同様の集会が行われ、クリミア・タタール民族旗が掲げられたと指摘した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

バリイェウ氏は、「この国際的活動のおかげで、世界の人々が、クリミア・タタール人という人たちがいること、彼らには独自の旗があることに気づいてもらえました。世界は、クリミアで起きていること、ロシアの占領者がクリミアにてクリミア・タタール人やウクライナ人の権利を侵害していることを気づいたのです」と発言した。

レファト・チュバロフ・クリミア・タタール民族代表機関「メジュリス」代表は、集会での演説にて、現在地政学的が起きており、欧州評議会にてウクライナの国益が放棄されようとしている中、ウクライナ人とクリミア・タタール人はクリミアの占領を認めること、あきらめるは決してないと強調した。

なお、6月26日は、ウクライナでは「クリミア・タタール民族旗の日」とされている。この日は、1991年のクリミアのシンフェローポリにて、クリミア・タタール人たちによる第2クルルタイの開催初日に合わせて定められたもの。

クリミア・タタール人の民族旗には、水色の背景に、が黄色(金色)の民族の紋章「タムガ」が描かれている。紋章「タムガ」は、クリミア・ハン国時代から用いられている。