英エコノミスト紙、ウクライナの首都キーウの表記をKievからKyivへ変更

英国の主要経済紙「エコノミスト」は、ウクライナの首都キーウ(キエフ)の表記を旧来のKievから正式なKyivへと変更した。

30日、在英ウクライナ大使館がツイッター・アカウントにて発表した

大使館のツイートには、「もう一つの英国の主要報道機関が表記スタイルを変更し、今後、KievではなくKyivと書くようになった!ありがとう、エコノミスト!キャンペーン『#KyivNotKiev』は続いている!」と書かれている。

なお、同大使館は、前日29日には、英フィナンシャル・タイムズ紙も同様にKievからKyivへと変更したことを伝えていた

これに先立ち、2018年10月、ウクライナ外務省が、「#CorrectUA」と題するキャンペーンを開始し、キーウをはじめとする、ウクライナの主要都市名を、ソ連時代のロシア語からの表記ではなく現在公式に採用されているウクライナ語からの表記を使うよう、諸外国メディア等に勧告していた。

以降、欧州主要空港や、英ガーディアン紙や米AP通信がKievからKyivへの変更を発表しており、また、本年6月には、アメリカ合衆国の地名慣例の決定・管理を行う機関「アメリカ地名委員会」が、Kyivへの変更を採択している。本年10月は、国際航空運送協会(IATA)、英公共放送BBC、米ワシントン・ポスト紙、英テレグラフ紙が、同様の変更を発表している。