8月23日は、ウクライナの国旗の日
ウクライナでは、8月23日、「国旗の日」が祝われている。
ゼレンシキー大統領は、フェイスブック・アカウントにて、自身や各界著名人による国旗の日祝福のメッセージ動画を掲載した。
大統領は、「どのような色が、自由、不屈、尊厳を象徴するか、誰もが知っている。それは、青と黄だ。ウクライナの国旗の色だ。ウクライナの精神の色だ」と発言した。
大統領は、ウクライナ国民に窓からウクライナ国旗を掲げる、あるいは手首に青と黄のリボンを結びつけるよう、または「単に心の中で、神に対して、私たちの国の繁栄をお願いして欲しい」と呼びかけた。
また大統領は、ウクライナの国旗が、1991年の国の独立の際や、オリンピックでのウクライナ選手の優勝、宇宙飛行士による大気圏外に出た宇宙船の中、ドネツィク・ルハンシク両州のマリウポリ、スロヴヤンシク、クラマトルシクが解放された時に掲げられてきたことを伝えた。
動画では、スロヴヤンシクを解放した軍人、オリンピックの金メダリスト、医療従事者、クリミア出身のジャパロヴァ外務第一次官(クリミア・タタール語でメッセージ)、ミュージシャンのルスラナなどがメッセージを寄せている。
その他、23日、大統領府広報室は、ゼレンシキー大統領によるキーウ(キエフ)州ヴァシリキウの軍用飛行場における演説を伝えた。
大統領は、ウクライナの国旗はウクライナ国家の重要な場面で掲げられてきたと述べ、100年強前のウクライナ統一宣言の際、ドネツィク市やルハンシク市の空港やアウジーウカの産業地域、解放されたドネツィク・ルハンシク両州各都市にて国旗が掲げられたと喚起した。
その上で大統領は、「ウクライナ国旗が上空をたなびく時はいつも、私たちは、目を空に向け、希望と信念を抱くのだ。ウクライナの大地に平和が訪れること、いつかドネツィク市とルハンシク市とクリミアに私たちの旗がたなびくこと、この旗の下で、未来の幸せなウクライナ人が何千、何万年も今後暮らしていくという希望と信念をだ」と強調した。
また、前日22日には、キーウ市内の「国立第二次世界大戦時のウクライナ史博物館」敷地内に、新しい大型ウクライナ国旗の掲揚式典が開催されている。
新しい国旗は、縦16メートル、横24メートルの大型のものであり、過去最大の国旗だと発表された。
掲揚式典では、クリチコ・キーウ市長が演説を行った他、歌手のジャマラ氏がウクライナ国歌を歌った。
写真:ヘンナジー・ミンチェンコ/ウクルインフォルム