キーウは5月1日からコロナ防疫措置を緩和 飲食店・百貨店営業再開

キーウ(キエフ)市は、5月1日から新型コロナウイルス対策として強化されていた防疫措置を緩和する。これにより、飲食店の店内営業やショッピングモールの営業が再開され、公共交通機関も誰もが利用可能となる。

28日、ヴィタリー・クリチコ・キーウ市長が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

市長は、「今朝、市の非常状況委員会が、首都の防疫措置の緩和を決定した。私たちは、国の非常状況委員会が首都の感染危険度を見直し、赤圏(編集注:コロナ感染状況の激しい地域を示す区分)から外す決定を下すことを期待している」と発言した。

発表によれば、5月1日から、市内公共交通機関は通常運行となり、防疫ルールを守った上で、誰でも利用可能となるとのこと。同時に市長は、「しかし、市民には、公共交通機関は緊急の際にのみ利用するよう呼びかける」と発言した。

市長はまた、土曜日から商業施設、ショッピングセンター、市場、飲食店、スポーツジム、フィットネスセンターの営業が再開されると発言した。その上で、市長は、「これら施設の所有者は、営業は、全ての安全規範を守った上でのみ可能ということを理解しなければならない! それがあなたの利益となるのだ! なぜなら、状況がまた悪化したら、また制限を課さねばならなくなるからだ!」と強調した。

その他、行政サービス提供センターの営業も事前電子予約制で再開されるとのこと。

これに先立ち、キーウ市は、4月5日から強化コロナ対策防疫措置の施行を開始。当初は4月16日までの予定だったところ、感染状況が改善しないことから、同措置は4月30日まで延長されていた。