「キーウ・ルーシの継承国はウクライナ」75%が支持

世論調査

最新の世論調査では、キーウ・ルーシ(キエフ大公国)の継承国はウクライナであるとの回答は75%、ロシアだと思うとの回答は8%であった。

27日、レイティング社が7月23日から25日にかけて実施した世論調査の結果を発表した

発表によれば、ウクライナをキーウ・ルーシの継承国だと思うとの回答は75%、ロシアだと思うとの回答は8%、どちらでもないとの回答は9%であった。地域別、年齢別、支持政党別で見た場合も、あらゆる層で「ウクライナが継承国」との回答が多数を占めたが、東部居住者(ウクライナ54%、ロシア16%)、親露政党「野党生活党」支持者(ウクライナ47%、ロシア23%)などは、ウクライナとの回答が他より若干低かった。

また、「ロシア人とウクライナ人を同じ歴史的・精神的空間に属する一つの民だと思うか」との設問に対しては、55%がそう思わない、41%がそう思うと回答した。

年齢別では、全ての年齢層で「そう思わない」との回答が過半数(52〜58%)を越えたが、「そう思う」との回答もいずれの年齢層でも約4割を維持した(39〜44%)。

地域別では、東部と南部でそう思うとの回答が多く65%と56%。また野党生活党支持者の間では、86%が「そう思う」と回答した。大統領系与党「人民奉仕者党」支持者の間ではそう思うが35%、そう思わないが59%、ポロシェンコ前大統領率いる欧州連帯党支持者の間ではそう思うが10%、そう思わないが86%であった。

今回の世論調査は、レイティング社が2021年7月23日から25日にかけて、クリミアとドンバスの一時的被占領地を除くウクライナ全土にて18際以上の人物2500名に対してCATI方式(Computer Assisted Telephone Interviews)で実施したものであり、理論的誤差は最大で±2.0だと発表された。