キーウ市、11月1日からコロナ防疫措置を強化

キーウ(キエフ)市では、新型コロナウイルス感染症の感染件数の増加に伴い、11月1日0時00分から防疫方策が強化された。

ウクルインフォルムがキーウ市行政府の発表をもとに伝える。

新しい制限ルールは、キーウ市内の商業、交通、教育といったほぼ全ての分野に関わる。多くの禁止事項は、主にコロナワクチンを接種していない、あるいはPCR検査・抗原検査の陰性結果を有していない市民が対象となる。

キーウ市行政府の10月28日付発表によれば、11月1日0時00分から禁止されるのは、以下のとおり。

・地下鉄を含む公共交通機関での、PCR検査あるいは抗原検査の陰性結果(72時間以内のもの)、あるいはコロナワクチン接種証明書(1回接種あるいは接種完了を示すものいずれも有効)、あるいは新型コロナ感染症からの回復証明書を有さない乗客の輸送(18歳未満の人物は対象外)。

・トラム、トロリーバス、バス、マルシュルートゥカによる、規定人数以上の乗客の輸送。

・PCR検査あるいは抗原検査の陰性結果(72時間以内のもの)、あるいはコロナワクチン接種証明書(接種完了を示すもののみ)、あるいは新型コロナ感染症からの回復証明書を有さない成人の同行のない18歳未満の人物の商業娯楽施設の訪問。

11月1日から、教育機関の授業は全てリモート(遠隔)で実施される。

幼稚園は、従業員全員がワクチン接種を済ませており、防疫制限措置を遵守する場合のみ、通常運営が可能となる。

また、以下の事項も禁止となる。

・防護マスクを着用しないで次の場所に滞在すること:医療機関・教育機関の施設内、地下通路、公共交通機関停留所、1メートル以上の距離が保てない場合の一般利用される場所。

・宅配および持ち帰りでの提供を除く飲食店の営業(ただし、訪問者と従業員全てがPCR検査あるいは抗原検査の陰性結果(72時間以内のもの)、あるいはコロナワクチン接種証明書(接種完了を示すもののみ)、あるいは新型コロナ感染症からの回復証明書を所有する場合は営業可)。

・ホステルの営業(ただし、訪問者と従業員全てがPCR検査あるいは抗原検査の陰性結果(72時間以内のもの)、あるいはコロナワクチン接種証明書(接種完了を示すもののみ)、あるいは新型コロナ感染症からの回復証明書を所有する場合は営業可)。

・スポーツジム、フィットネスクラブ、プール(ウクライナ代表とそのコーチは例外)(ただし、訪問者と従業員全てがPCR検査あるいは抗原検査の陰性結果(72時間以内のもの)、あるいはコロナワクチン接種証明書(接種完了を示すもののみ)、あるいは新型コロナ感染症からの回復証明書を所有する場合は営業可)

・大型行事の開催(公式なスポーツの大会の無観客開催、証明関連行事、教育関連試験は例外)(ただし、訪問者と従業員全てがPCR検査あるいは抗原検査の陰性結果(72時間以内のもの)、あるいはコロナワクチン接種証明書(接種完了を示すもののみ)、あるいは新型コロナ感染症からの回復証明書を所有する場合は開催可)