キーウ市中心部で反政権集会開催
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1日、キーウ(キエフ)市の独立広場や大統領府前にて、反政権抗議集会が開催された。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
集会を主催したのは、「降伏抵抗運動」「民主的な斧」「国民軍団党」といった団体や政党。その他、ポロシェンコ前大統領率いる「欧州連帯党」の旗を持つものも見られた。独立広場には約2000人が集まった。参加者たちは、「ウクライナは裏切りを我慢しない」「裏切りはもうたくさん」「大統領府から逃げ出せ」「もうすぐ投獄されるだろう」「モグラは目が見えないが、民は違う」と書かれたプラカードを掲げた。
写真:パウロ・バフムート/ウクルインフォルム
設営されたステージには、声党のキラ・ルディク党首、記者のユーリー・ブトゥソウ、前政権で国家安全保障国防会議書記や最高会議議長を務めたオレクサンドル・トゥルチノウが登壇した。
ルディク氏は、「私たちは、ワグナー事件(編集注:露民間軍事会社「ワグナー(ヴァグネル)」の傭兵の拘束を目的としていたが、直前で失敗したとされるウクライナ政権による特殊作戦)の公正な捜査を要求する。私たちは、罪人が罰せられることを要求する」と発言した。
「民主的な斧」党のユーリー・フディメンコ党首は、政権に対して、大統領辞任や最高会議(国会)解散総選挙を要求した。
同集会の開催を受け、市内中心部の一部通りは一時封鎖された。
写真:ナターリヤ・モウチャノヴァ/ウクルインフォルム
集会参加者は、その後大統領府へ移動し、抗議運動を続けた。同時に、活動家たちは、集会は平和的なものであると強調していた。
同集会終了後、警護にあたっていたキーウ警察は、同集会は違法行為なく行われたと発表した。