今日は、グレゴリオ暦のクリスマス
本日、12月25日は、カトリック教会、プロテスタント、半数以上の正教会がクリスマス(降誕祭)を祝う日である。
ウクルインフォルムが伝える。
12月25日のグレゴリオ暦のクリスマス(ウクライナ語でРіздво、リズドヴォー)を祝うのは、カトリック教会、プロテスタント教会。正教会の中では、ブルガリア、ギリシャ、ルーマニア、アルバニア、キプロス、フィンランド、チェコとスロバキアの正教会と、3つの古来から続く総主教庁であるコンスタンティノープル、アンティオキア、アレクサンドリアもこの日をクリスマスと定めている。
クリスマスは、キリスト教世界において最大かつ最も厳粛な祝日の一つである。正教徒にとっては、イースター(復活祭)、あるいはウクライナ語で「ヴェリクデーニ(Великдень)」がクリスマスより上位の祝日とみなされることがあるが、カトリック世界ではクリスマスが最上位の祝日となる。
ウクライナでは、ユリウス暦のクリスマスである1月7日の他、2017年以降はこのグレゴリオ暦の12月25日も国の定める公式なクリスマスとして祝われている。
クリスマスに2つの日付が存在するのは、教会への帰属と関係しているわけではなく、教会が用いている暦の違いに過ぎないことは指摘すべきだろう。16世紀、ユリウス暦からグレゴリオ暦への移行が行われ、その後、大半の教会もグレゴリオ暦を使い始めたが、一部の教会はユリウス暦を使い続けた。そのユリウス暦では、12月25日が1月7日に当たるのである。
ウクライナ大統領府は12月25日、ゼレンシキー大統領による信者に対するお祝いのメッセージ動画を公開している。
大統領は、クリスマスは、愛、善、慈悲といった人間の最善の倫理的特徴の象徴だと述べ、「この日は、私たちは、あらゆる悪を忘れ、互いに攻撃を許し、調和と平和に満たされる明日を信じるのだ。1年に1度だけでなく、自分の願いに誠実であろう。そうすれば、それは必ず叶う」とし、自分と身近な人々とウクライナを守るという団結の気持ちを持とうと呼びかけた。