ウクライナのEU加盟支持67%、NATO加盟支持59%
世論調査
最新の世論調査により、ウクライナにて67%が欧州連合(EU)加盟を支持、59%が北大西洋条約機構(NATO)加盟を支持していることがわかった。
24日、キーウ(キエフ)国際社会学研究所が2021年12月13〜16日に実施した世論調査の結果を発表した。
発表によれば、EUへの加盟に関する国民投票が行われた場合、賛成すると回答したのは67.1%、反対との回答は21.6%だった。その他は、「投票しない」「回答困難」と回答。賛成と反対の回答のみで見た場合では、加盟を支持は75.7%に達する。
NATO加盟に関しては、賛成が59.2%、反対が28.1%。賛成・反対のみで見ると、加盟支持は67.8%となる。
また、どちらの設問でも、西部・中部にて加盟が大きな支持を得ている(EU加盟賛成75.5%、反対14.8%、NATO加盟賛成69.5%、反対18.5%)。南部・東部では、EU加盟賛成は53.5%、反対は32.6%と賛成が多いが、NATO加盟の設問では賛成42.3%、反対43.7%と回答が割れた。
その他、プーチン露大統領による、ウクライナのNATO不加盟要求に関する設問で、同要求を受け入れることがウクライナの安全保障を「強める」と回答したのは29.7%、「弱める」との回答は39.2%、「回答困難」が31.1%だった。
今回の世論調査は、キーウ国際社会学研究所がクリミア、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域を除くウクライナ全土で18歳以上の人物1203名を対象にCATI方式(computer-assisted telephone interviews)で実施したもの。理論的誤差は、最大±3.2%だと発表された。