ウクライナではオミクロン感染の波は4月まで続くだろう=保健省
ウクライナ保健省は、同国におけるオミクロン株によるコロナウイルス感染の波は1月末から生じ、2月にかけてピークを迎え、4月まで続くだろうと見込んでいる。
イーホル・クジン保健次官兼国家衛生医長がBBCウクライナ語版へのインタビュー時に発言した。
クジン氏は、「私たちの予想では、次の(感染)爆発は1月末から生じる。この時には、オミクロンがより多くなる。ピークは2月で、段階的な減少が4月まで続くだろう」と発言した。
同氏はまた、新たな感染の波の長さと規模は、防疫措置の効果とブースター接種を受ける人の数に左右されると指摘した。
加えて、保健省は、2022年までにウクライナの成人住民の少なくとも70%がワクチン接種を行うことを予定していると伝えた。コロナ感染による死亡率に関しても、クジン氏は、ワクチン接種者数に左右されるものだと述べ、「研究データから、接種は重症化と死亡を防ぐことがわかっている。私たちは、2022年末までに少なくとも70%の成人がワクチン接種をするというかなり野心的な計画を有している」とし、2022年が2021年より悪くなることは予想していないと発言した。
なお、ウクライナの成人のコロナワクチン接種完了者の割合は、現在50%未満(1回目接種者が48%強)。