米独仏の首都でウクライナ応援集会開催
29、30日、ワシントン、パリ、ベルリンにて、ロシアによるさらなる侵攻の脅威にさらされているウクライナへの支持を表明する集会が開催された。
30日、ワシントンでは、数百人の活動家がホワイトハウス前で集会を開いた。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
集会を企画した、団体「ユナイテッド・ヘルプ・ウクライナ」の代表を務めるイローナ・ドーフラー氏は、「私たちは、バイデン政権にメッセージを送りたくて、ホワイトハウス前で開催することにしました。私たちは、すでに行われたこと、武器の供与が始められていることについては感謝していますが、しかし、ウクライナにははるかに多くの支援が必要なのです」と発言した。
写真:ヤロスラウ・ドウホポル/ウクルインフォルム
集会主催者たちは、集会には他にも複数の目的があるとし、ロシアの対ウクライナ戦争への反対、プーチンのカザフスタン、ベラルーシ、ジョージア、バルト諸国、ロシア国内での侵略への反対などを挙げた。参加者たちは、ロシアのSWIFTからの遮断をはじめとする制裁を現時点で発動するよう呼びかけた。
集会に参加したジョージ・バロスさんは、「私たちは、アメリカ国民がウクライナのことをケアしていることを示すためにホワイトハウスまで来た。私たちは、ブダペスト覚書に従った米国によるウクライナの主権と領土一体性に関する義務に真剣に向き合っており、米国政権は、ロシア連邦の対ウクライナ侵略へ抵抗するために強力な立場をとらなければならないと思っている」と発言した。
29日、パリでは、「戦争に反対。ウクライナは自由で独立した国家であり続けるべき!」と第した集会が開催され、約200名が参加した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
集会に参加したマルヤナ・ペレベレシュークさんは、この集会はロシアが世界中で展開する帝国主義的政策に反対するものだとし、「これは、単なるフランス在住のウクライナ人たちの集会ではありません。これは、自由と民主主義と欧州を巡る戦いの場が単にウクライナとなっていることを強調した上で、世界におけるロシアの政策に反対する集会です」と発言した。
30日、ベルリンでも、同趣旨の集会が開催された。在独ウクライナ大使館がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
大使館は、「ベルリンにて、ウクライナ人とウクライナの友人たちが、世界に、ウクライナ人は戦争に反対していることを改めて示し、ドイツ政府にロシアへの影響力を行使するよう呼びかけ、ロシアのさらなる対ウクライナ侵略を止めるべく、共通の集会を開いた」と伝えた。
また、大使館は、ケルン、ドレスデンなどその他の歳でも集会が開催され、また2月6日には、ミュンヘンでも集会が予定されていると伝えた。