在ウクライナ米大使館、プーチン露大統領の「ウクライナの歴史」スピーチを揶揄
在ウクライナ米大使館は22日、前日のプーチン露大統領によるウクライナの歴史に関する発言を揶揄(やゆ)する画像を公開した。
米大使館がツイッター・アカウントに関連画像を掲載した。
画像では、キーウ(キエフ)とモスクワという、ウクライナとロシアの現在の首都である2都市の画像が掲載されている。上段には、キーウの有名な歴史建築物である、什一聖堂(996年)、ソフィア大聖堂(1011年)、ヴィドゥビチ修道院(1070年)、聖ミハイル黄金ドーム修道院(1108年)が建造年とともに示されている。同時に、下段には、モスクワの当時の様子が描かれている。
同ツイートは、投稿から約1時間で2万以上の「いいね」が押されている。
これに先立ち、21日、プーチン露大統領は、ロシアのテレビで演説をした際に、ウクライナ東部の武装集団「DPR」「LPR」の国家としての独立と主権を承認すると発言し、関連大統領令に署名していた。
またプーチン氏は、同演説の際に、ソ連の歴史についても語っており、その際に、ウクライナはロシアの歴史の不可分の存在であると主張し、「ロシア人とウクライナ人は一つの民族」、「ウクライナはレーニンが作った」などいった、これまでのロシア視点の歴史ナラティブを繰り返していた。