露軍による南部スカドウシク市長拉致受け、市民が抗議集会 後に市長解放
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16日、ロシアによる占領の続くウクライナ南部ヘルソン州スカドウシク市では、同日同市のヤコウリェウ市長がロシア軍に拉致されたことを受け、市民が抗議を行ったところ、ロシア軍は市民にスタングレネードなどを使用した。その後、市長は解放された。
16日、スカドウシクでは、同日朝のロシア軍によるヤコウリェウ市長の拉致に抗議し、集会が開催されていた。
同市の集会参加者は、ロシア軍の攻撃につき、「殺された者はいない。スタングレネードやガスグレネートで攻撃された」と伝えた。また、1名が足を怪我したという。
スカドウシク市民が公開した動画では、発砲音や、人々が催涙ガスが使われたと話す声が聞こえる。
集会参加者は、引き続き集会にて「スカドウシクはウクライナだ」とのシュプレヒコールをあげた。
その後、ヤコウリェウ市長は、動画メッセージをフェイスブック・アカウントにアップロードし、解放されたことを報告した。
ヤコウリェウ氏は、「私は解放されたことを伝えたい。私は大丈夫だ。他の人たちも解放すると約束があった」と発言した。
同氏は、現在自分には何も危険はないので、落ち着いて欲しいと述べ、後で追加情報を伝えると発言した。
これに先立ち、16日朝、ロシア軍がオレクサンドル・ヤコウリェウ市長とユーリー・パリュフ同市市議会秘書を拉致したことが伝えられていた。