占領下ヘルソン市にてロシア軍が集会参加者に武力行使 負傷者あり
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ロシアの占領が続くウクライナ南部ヘルソン市では、21日も市民による反ロシア集会が開催されたが、ロシア軍が武力を行使したことで、負傷者が発生した。
ソボレウシキー州議会第一副議長がフェイスブック・アカウントにて報告した。
ソボレウシキー氏は、「今日、オークたちはヘルソン市にて平和な集会に対して暴力を行使した。負傷者が出た」と伝えた。
同氏は、ロシア侵略者がスタングレネードを集会参加者に使い、負傷者が出たとし、「高齢の男性が足を負傷した。すぐに止血帯が巻かれた。流血は多い。救急車が呼ばれた」と伝えた。
その後、ソボレウシキー氏は、再びフェイスブック・アカウントにて、医療従事者が負傷者の治療に当たり、命に別条あるものは出ていないと報告した。
なお、ウクライナ南部ヘルソン州は、2月24日のロシア軍の侵攻開始から数日後に制圧されている。ロシア兵が各地の店で略奪する姿が伝えられている他、住民の殺害も報告されている。ヘルソン州行政府は、同州行政府庁舎は、ロシア占領軍が占拠したと報告。
ロシア占領軍は、ヘルソン市に地雷設置を始めている。同時にヘルソン州では、各地でロシアによる占領への反対を表明する集会が開催されている。