日テレ、ウクライナの日本語首都名を「キーウ」へ変更
日本ニュースネットワーク(NNN)は24日、ウクライナの首都名を「キエフ」から「キーウ」に改めると発表した。
日テレ政治部がツイッター・アカウントにて発表した。
発表には、「NNNは、ウクライナの地名の発音を一部変更し、首都『キエフ』は『キーウ』に改めます。これまではロシア語読みの『キエフ』を用いてきましたが、侵攻を受けているウクライナの地名は、現地のウクライナ語に近づけることにしました」と書かれている。
これに先立ち、2018年10月、ウクライナ外務省が、「#CorrectUA」と題するキャンペーンを開始し、キーウ(キエフ)をはじめとする、ウクライナの主要都市名を、ソ連時代のロシア語からの表記ではなく現在公式に採用されているウクライナ語からの表記を使うよう、諸外国メディア等に勧告していた。
本年6月には、アメリカ合衆国の地名慣例の決定・管理を行う機関「アメリカ地名委員会」が、ウクライナの首都キーウの表記をそれまでのKievからKyivと変更する決定を採択している。
英語報道機関では、これまでにAssociated Press、ワシントンポスト紙、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、ニューヨークタイムズ紙などががKyivを使う決定を下している。日本語報道機関では、ウクルインフォルム通信とBBCが「キーウ」を使用している。
なお、2019年9月4日に日本で開催された「ウクライナの地名のカタカナ表記に関する有識者会議」では、首都名についてキエフと並び、キーウの併用を可能とする見解が示されている。