ヴォロブエフ露ガスプロムバンク副総裁、ウクライナにて領土防衛部隊に参加
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ロシアの銀行「ガスプロムバンク」社にて副総裁を務めるイーゴリ・ヴォロフエフ氏は、ロシアからウクライナへ渡航し、ウクライナ軍の領土防衛部隊に参加した。
ヴォロブエフ氏が露調査報道メディア「インサイダー」に対して自らの決定を説明した。
ヴォロブエフ氏は、「私は、もうこれ以上ロシアにはいられなかった。民族的には私はウクライナ人であり、(スーミ州)オフティルカ生まれだ。私はもう、ロシアが私の故郷で行っていることを傍から見ることはできない。私の訪問は、懺悔のようなものだ。私は、自分のロシアの過去を洗い流したい。私は、勝利までウクライナに残る」と発言した。
同氏はまた、自身の父親はロシアの侵攻の際、オフティルカにて1か月間にわたり寒い地下にて暮らしていたと伝えた(編集注:その後、ロシア軍はスーミ州から撤退した)。さらに、同氏は、2004年からウクライナへ戻りたいと思っていたが、家庭の事情でできなかったとも述べた。同氏は、「これ(編集注:ロシアの侵略)は、プーチン、ロシア政権の国際犯罪だ。そして、実際のところはロシアの人々の犯罪でもある。なぜなら、ここでウクライナ人を殺しているのはプーチンではない。便座を盗んでいるのはプーチンではない。女性を強姦をしているのはプーチンではない。それは、ロシアの人々なのだ」と発言した。
加えてヴォロブエフ氏は、4月18日のガスプロムバンク社の副総裁であったウラジスラフ・アヴァエフとその家族の変死事件についてもコメントした。ロシアの報道はロシア捜査委員会の発表を元に、アヴァエフ氏が妻と子供を殺して、それから自殺したとと報じていたが、ヴォロブエフ氏はその発表を信じていないとし、自殺を偽装したのだと思うと発言した。