多くのロシア語話者ウクライナ人が2月24日以降にウクライナ語に切り替えた=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は、2月24日のロシア軍の全面的侵攻までは主にロシア語を使って生活していたウクライナ人の多くが、以降、ウクライナ語を使うようになったと発言した。

ゼレンシキー大統領がオランダのニュース番組 Nieuwsuurへのインタビュー時に発言した

ゼレンシキー氏は、「侵攻開始後、私たちの多く、ウクライナ人の多く、特にロシア語話者が(ウクライナ語に切り替えた)。なぜなら、特に、過半数の人がロシア語を使うところで町の破壊が行われたからだ。(中略)そして、多くの人がウクライナ語に切り替えたというのは事実であり、それはロシア軍が行ったことへの憎悪が理由であり、その憎悪は彼らと結びつくあらゆるものに対して向けられているのだ。しかし、それであっても、ロシア語を含め、私たちの国ではどのような言語も禁止されていない」と発言した。

同氏はまた、ウクライナでは、望む言語にて話すことが可能であると強調した。

なお、ウクライナでは、2月24日からロシアによる全面的侵略が続いている。

また、キーウ国際社会学研究所が5月19日〜24日に行った世論調査では、ウクライナに暮らし、生活の中で主にロシア語を使う住民(以下、ロシア語話者)の90%がロシア語の使用による弾圧を受けていないと考えているという結果が出ている