ドネツィク州から2日間で821人の住民が避難

ウクライナのヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相は3日、8月1、2日の2日間でウクライナ東部ドネツィク州から、児童185人を含む821人の住民が避難したと発表した。

ヴェレシチューク副首相がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ヴェレシチューク氏は、「8月1、2日に、821名をドネツィク州から避難させることができた。その内185名は児童で、49名は歩行困難者だ」と発言した。

同氏はまた、避難先は主に中部ウクライナであり、キロヴォフラード州、ポルタヴァ州、ジトーミル州、リウネ州、ヴィンニツャ州が避難先だったと伝えた。

さらに同氏は、住民たちの避難する前の最大の不難は、今後どうなるかわからないことにあると指摘し、人々が政府が世話をするという情報を知らないのだと説明した。同氏は、実際には、政府は、移動、住居までの案内、支援提供、冬季のケアまで行うと述べ、報道機関に対して、住民に避難情報を伝えるよう呼びかけた。

これに先立ち、8月1日、ドネツィク州からの義務的避難が始まったことが発表されていた。

写真:国家非常事態庁ドネツィク州総局