クリミアにてウクライナ支持を表明する人の数が増え続けている=大統領代表
ウクライナのタシェヴァ・クリミア自治共和国ウクライナ大統領常駐代表は31日、一時的被占領下にあるウクライナ南部クリミアでは、ウクライナ支持を公に表明する国民の数が増え続けていると発言した。
タシェヴァ代表が記者会見時に発言した。
タシェヴァ氏は、「毎日、占領への抵抗とウクライナへの支持を公然と示すウクライナ国民の数がどんどん増えている」と発言した。
同氏は、ロシアの全面的侵攻が始まって以来、クリミア半島では、戦争反対、ウクライナ支持、抵抗を表明した130人以上の人が違法に拘束されたと報告した。同氏は、「それは、クリミアにおける社会の団結の鮮やかな例である。『黄色いリボン』運動が活発に活動しており、無関心でない活動形が保護された連絡チャンネルを用意し、地下運動を組織し、占領者の車を燃やし、行政庁舎や、秘密裏に動員が行われている軍事委員会へと可燃性物質を投げ入れている」と伝えた。
また同氏は、活動家だけでなく、クリミアの一般市民も運動に参加しているとし、「とりわけ、私たちは、クリミア北部の村々では、ロシア兵には原則的に牛乳が売られていない、という事実を把握している。シンプルなことだが、しかし極めて重要なことだ」と指摘した。
さらに同氏は、人々は、公の場でウクライナの音楽やウクライナ国歌を聞き、自らの立場を隠さず、ウクライナ独立記念日のお祝い動画を写したり、ロシア軍人へとサービス提供を拒否したりしていると伝えた。