ウクライナ、コロナワクチンの希望者全員の2回目ブースター接種開始

ウクライナの保健省は19日、コロナワクチンにつき、希望者全員への2回目ブースター接種を認め、また5〜11歳の児童の接種も許可する指示を出したと発表した。

保健省がクジン保健次官の発言を公表した

クジン氏は、「COVID-19による入院と死亡からできるだけ多くの人が身を守れるように、私たちは、全ての希望者への2回目接種(編集注:2回目ブースター接種の意)を認める。しかし、特に基礎疾患がある人、60歳以上の人に特に接種を勧める」と発言した。

また同氏は、2回目ブースター接種は、1回目ブースター接種から4か月以上の期間の空いた成人全員に許可され、(ブースター前の)2回目接種の場合は5か月以上経過してから接種が許可されると説明した。

さらに、同氏は、新たなワクチン接種スキームが確定されたと述べ、コミナルティ(ファイザー社)やモデルナを接種した人が、ブースター接種の際にシノバック社開発のコロナヴァクを使うことが認められると伝えた。また、5〜11歳の児童の接種は、親ないしは保護者の同意の下でコミナルティによるワクチン接種が認められることになった(以前は、12歳以上の児童のみが認められていた)。

保健省は、現在ウクライナ国内では、コロナヴァクが約500万回分、コミナルティが約400万回分、ヤンセン(ジョンソン&ジョンソン)が約3万回分あると伝えた。