ウクライナのNATO加盟支持率、過去最高の83%

世論調査

最新の世論調査によれば、ウクライナ国民の間の欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)加盟支持率が80%を超えていることがわかった。

レイティング社が10月1、2日に実施した世論調査結果を発表した

ウクライナのEUへの加盟の国民投票が行われた場合の投票行動を尋ねる設問では、86%が賛成、3%が反対、7%が投票しないと回答した。地域別、年齢別でも加盟支持の割合が最も多かった。

NATO加盟の支持を尋ねる設問では、83%が賛成、4%が反対、9%が投票しないと回答した。NATO加盟も全地域、全年齢で加盟支持が不支持を上回っており、最も賛成の支持が最も低かった東部でも69%が支持すると回答、不支持は9%だった。

レイティングの発表には、「6月、NATO加盟支持は76%だった。EU加盟と違う、NATO加盟は東部地域の住民には若干慎重に受け止められている。それでも、前回の投票と比べれば、東部でのNATO加盟支持の動きは明らかに肯定的なものとなっている(6月調査時の結果は賛成55%、反対20%、投票しない22%)」と書かれている。

今回の世論調査は、10月1、2日に、クリミアとドネツィク・ルハンシク両州被占領地、並びに、調査時にウクライナの携帯通信がない地域を除く、全ての地域における、18歳以上のウクライナの住民2000名を対象に、CATI方式(Computer Assisted Telephone Interviews)で行われたものだと説明されており、理論的誤差は最大±2.2%だと発表された。