ウクライナの人権団体「市民自由センター」等、ノーベル平和賞を受賞
2022年のノーベル平和賞に、ロシアの戦争犯罪の記録活動などを行うウクライナの事件団体「市民自由センター」が、ロシアの人権団体「メモリアル」とベラルーシの人権団体「春(ヴャスナ)」のアレシ・ビャリャツィキ代表とともに選ばれた。
ノーベル賞の公式ツイッター・アカウントにて発表された。
発表には、「ノルウェーのノーベル委員会は、アレシ・ビャリャツキ・ベラルーシ人権団体『春』代表、ロシア人権団体『メモリアル』、ウクライナ人権団体『市民自由センター』を2022年のノーベル平和賞に選出することを決定した」と書かれている。
また、ノーベル賞の公式ウェブサイトでは、受賞者は、それぞれの国の市民社会を代表しているとし、自国政権の批判する権利、市民の基本的権利を守る権利を長年推進してきたと指摘している。
さらに、発表には、「彼らは、戦争犯罪、人権侵害、権力濫用を記録する甚大な努力を行ってきた。彼らはまた、平和と民主主義における市民社会の重要性を実践している」と説明されている。
ウクライナの「市民自由センター」は2007年にキーウで設立された市民団体。ノーベル委員会は、「2022年2月のロシアの対ウクライナ侵攻後、市民自由センターは、ロシアのウクライナ民間人に対する戦争犯罪の摘発と記録に参加している。国際パートナーと協力をした上で、同センターは、犯罪者の犯罪実行の責任追及にて主要な役割を担っている」と説明している。
今回の受賞につき、市民自由センターは、ツイッター・アカウントで、「ノーベル平和賞の受賞を誇りに思う。これは、ウクライナ内外の多くの人権活動家の仕事が認められたことである」とコメントしている。