キーウ市の電力不足は2、3週間で解消させる予定=市長
ウクライナ首都キーウ(キエフ)市のクリチコ市長は28日、現在の同市の電力不足は20〜50%だと発言した。 ウクライナ首都キーウ(キエフ)市のクリチコ市長は28日、現在の同市の電力不足は20〜50%だと発言した。
クリチコ氏は、「最近のミサイルと無人機による攻撃にて、キーウの電力供給システムが損傷し、それに関係して、現在計画停電が行われている。電力不足を耐えるために、停電の時間が長くなっている。20%から50%という著しい電力不足により、現在、市の電力システムは緊急体制で稼働している。そのため、電力供給は、市内全ての地区で一時的に止められているのだ」と発言した。
また同氏は、キーウ市は、電力消費を減らすためにあらゆることを行っていると述べ、「私たちの課題は、電力供給を復旧することだ。『ウクルエネルホ』社の専門家たちは、2週間、最大で3週間で重要インフラ施設攻撃にて生じた不足を解消できることを期待している」と伝えた。同氏はさらに、電力不足がさらに深刻化し、より大規模な停電となる、いわゆる「ブラックアウト(全面的停電)」が生じるリスクはあると発言した。その上で同氏は、「そのため、私は市民に対して、節電を呼びかける」と述べ、また企業に対しても、電力消費を最小化するよう要請した。