ハルキウ市のプーシキン像撤去
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9日、ウクライナ東部ハルキウ市にて、ロシアの詩人プーシキンの銅像が撤去された。
ハルキウ市議会広報室がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
発表には、「プーシキンの胸像は撤去され、関連の保管所へと送られた。博物館で保存されるか、ハルキウの文化・歴史空間の別の場所が見つけられるかという、銅像の今後の扱いに関しては、ウクライナの勝利の後にハルキウ市民によって決められる。この銅像、あるいはもしかしたら他の銅像も、保存されるべきであるが、それらの今後の運命は民主的な手段で決められるが、それは平和な時に、ハルキウ市民が決めるものである」と書かれている。
さらに市議会は、ハルキウは、ロシアの侵略にて最も被害を受けた町の1つだと指摘した。そして、「市議会は、自分の町でロシアの致命を見たくないと思っているハルキウ市民の気持ちを理解しているし、市の文化的・歴史的環境を再考したいという人々の願望を共有する。そのような再考の一案として、プーシキンの胸像がウクライナの民族解放運動の展示品の一部となる可能性がある。なぜなら、100年以上前、1917年の革命より前に、同運動の活動形が、同銅像を撤去しようとしていたからだ」と伝えた。
なお、銅像の移動に関する公式な許可の有無に関しては、市議会は回答していない。