ウクライナ市民、塹壕の軍人のために長時間使えるろうそくを製作
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ブリキの空き缶、段ボール、蝋またはパラフィン(石蝋)。今、ウクライナ市民は、これらを用いて、前線にいる軍人たちが暖と灯りを取るために長時間使える「塹壕用ろうそく」を作っている。
ウクルインフォルムのフォトグラファーたちが、キーウ州、ハルキウ州、ヴィンニツャ、ドニプロ、オデーサで市民の塹壕用ろうそく作りの様子を写真に納めた。
ろうそく作りは現在、今年2月のロシア軍全面的侵略開始時に盛んだった火炎瓶作りを思わせるほど、各地で活発に行われている。各自治体のボランティアセンターにて、大人や子供が、ろうそく作り教室に参加している。
この塹壕用ろうそくは、通常のろうそくよりも長持ちし、4.5〜5時間、ゆっくり燃え続けるという。これにより冷えた手を温めたり、お湯を沸かしたり、食べ物を温めたり、灯りを取ったりすることができる。また、通常の照明よりも、偽装した陣地の場所が見つかるリスクが小さいという。
写真:ニーナ・リャショノク