キーウ市の水供給再開 ハルキウ州では送電も再開
ウクライナ首都キーウ市では、全ての住民への水供給が再開され、またキーウ市地下鉄の運行も再開された。
クリチコ市長がテレグラム・チャンネルで報告した。
クリチコ氏は、「水供給が首都の全ての住民に戻った。半分のキーウ市民のところにはすでに暖房もあり、私たちは、暖房を市民全員に戻すべく作業をしている。電力は、現時点で3分の2の市民のところにある」と発言した。
同氏はまた、現在(編集注:計画停電ではなく)緊急停電を適用していると述べ、電力不足は著しいと指摘した。同氏は、「電力事業者は、引き続き節電を要請している」と伝えた。
さらに同氏は、「今日(17日)朝7時30分から、キーウ地下鉄の運行が再開されている」と伝えた。
同時に地下鉄は、空襲警報中はシェルターとして引き続き利用されるとのこと。
東部ハルキウ州のシニェフボウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ハルキウ市とハルキウ州の電力供給が再開されたと伝えた。
シニェフボウ氏は、16日のロシア軍による民間・電力インフラに対する大規模ミサイル攻撃につき、ハルキウ州ではロシア軍はS-300により10弾のミサイルを発射したとし、また他にウクライナ軍防空部隊が2弾の巡航ミサイルを撃墜したと伝えた。
同氏は、「ハルキウ州全体とハルキウ市が停電した。現時点で電力供給は州全体とハルキウ市で復旧している」と強調した。
これに先立ち、16日、ロシアは、ウクライナ各地に新たな大規模ミサイル攻撃を行った。これにより、電力インフラ施設が損傷し、全土で緊急停電が生じていた。