「クリスマスは私たちに、光は常に闇に勝つことを確信させる」=ウクライナ正教会首座主教

ウクライナ正教会のエピファニー首座主教は25日、降誕祭(クリスマス)は世界中の人々を平和への願いで団結させるものだとコメントした。

エピファニー首座主教がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

エピファニー氏は、「その他の地の正教会の兄弟姉妹、ラテン系典礼のキリスト教と、そして、今日キリストの降誕の行事を祝う全てのウクライナ人に、この明るく喜ばしい祝日を心から祝福する!」と書き込んだ。

また同氏は、「神の子が人の子となったのは、人の子を神の子とするためだ。救世主は私たちに互いに愛し合うことを教えられた。主は大地に平和をもたらしている。しかし、残念ながら、兄弟殺人者と人間憎悪の罪は今も存在し続けている。私たちの大地では、侵略者の行為により、またも血が流されている。しかし、キリスト降誕祭の行事は私たちに、光は常に闇に勝つことを確信させる。生まれた神の子は、地上の生が永遠の命への道であることを人類に伝えた。そして、それが、私たちが悪への勝利、善と公正な平和を望みながら、人生における挑戦と困難を克服するのを助けているのだ」と伝えた。

さらに同氏は、「今日の私たちの特別な祈りは、人々に平和をもたらしてくださるお方へのものだ」と述べ、「内なる平和と外なる平和、それが人々が地上で得る最高で最上の財産であり、神の子たる、全ての意識ある人々が望むものである。キリスト降誕祭の行事は、この光の願いにて世界中の人々を結びつけているのだ。主が私たちの心身の健康を強くし、私たちに、悪に勝つための善行における恵みある助けを授けてくださいますように」と語った。