ローマ教皇、ウクライナ正教会首座主教らと初会談
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ローマ教皇フランシスコは25日、エピファニー・ウクライナ正教会首座主教など、ウクライナの「全ウクライナ教会・宗教団体評議会」代表者と会談した。
バチカン・ニュースが報じた。
教皇は、同日ウクライナの複数の主要な宗教関係者と会談を行ったと伝えた。
そして、教皇は、「私たちの考え、私たちの祈りの中に、多くの苦しみを背負うウクライナについての記憶を欠くことがありませんように」と発言した。
さらに教皇は、同日会談したウクライナの宗教関係者たちは「皆団結していた」とし、「彼らは私に、その民の痛みを伝えてくれた。決して忘れないようにしよう。毎日、ウクライナにおける最終的な平和のために祈っていこう」と伝えた。
また、エピファニー・ウクライナ正教会首座主教は、同日、ツイッター・アカウントにて、ローマ教皇に対して、ウクライナのために祈りを続けて欲しいとお願いしたと伝えた。
「全ウクライナ教会・宗教団体評議会として、私たちは、母が病気になった時に子供たちがあらゆるところから集まるように、真に一緒に集まっている。今朝の会談時、私はそのような比較を教皇フランシスコに話した。私たちは異なる。しかし、私たちの母は、ウクライナだ、と。私たちは、教皇に対して、ウクライナについての祈りを、真実のための闘いを続けるようお願いした」と書き込んだ。
なお、同日ローマ教皇と会談した、全ウクライナ教会・宗教団体評議会とは、ウクライナの各種キリスト教会や、イスラム教、ユダヤ教の団体代表者からなる評議会。
写真:エピファニー・ウクライナ正教会首座主教(ツイッター)