クリミアの「裁判所」付近で占領当局が３４人のクリミア・タタール人を拘束

２５日、２０１４年からロシアが占領するウクライナ領クリミアのシンフェローポリ「キーウシキー地区裁判所」にて、前日に拘束された人々の応援に駆けつけた３４人のクリミア・タタール人が治安当局により拘束された。

市民記者団体「クリミアの連帯」が伝えた。

人々は、前日クリミア・ジャンコイ地区にて占領政権当局が拘束したクリミア・タタール住民６名の「公判」が行われることを受けて、６名を応援しにきたところを拘束されたという。

拘束されたクリミア・タタール住民は以下のとおり。

リズヴァン・スリマノフ

セイダメト・セイタブライェフ

ムスリム・アサノフ

セルヒー・オスマノフ

カジム・アブリャリモフ

エンヴェル・クルトネジロフ

アブドゥリマジト・ゼケリャイェフ

アブドゥリアジズ・アドジウメロフ

シェフケト・メンキヤモフ

アサン・ゼケリャイェフ

アイデル・ゼケリャイェフ

ユスプ・ウセイノフ

イスメト・メメトフ

ルステム・クルクチ

セイトハリル・セイダメトフ 

クラメト・イブライモフ

ルスラン・ベリャロフ

エスカンデル・アブドゥルカリモフ

セッタル・テミルハジイェフ

レシャト・パララモフ

シェフケト・クルトゥメロフ

ジリャヴェル・イブラヒモフ

ヤフヤ・ヤフヤイェフ

セルヴェル・ウセイノフ

セルヴェル・メメトフ

レマル・イスマイロフ

アメト・アメトフ

ミダト・ジャリロフ

アルセン・ウメロフ

ルスラン・ウメロフ

ナリマン・メジトフ

レムザ・イスリャモフ

アマル・アブドゥルハジイェフ

サブリ・セイダメトフ

また、クリミアの市民記者のズジイェヴァ氏は、ツイッター・アカウントにて、「クリミアにて、また約３０人が拘束された。動画は、１７歳の市民記者、アマル・アブドゥルハジイェフ氏が拘束される様子だ。治安当局は力づくで彼の腕を捻り上げた。裁判所の近くの公園で拘束された。もう１人、私の同僚のクラメト・イブラモフ氏も拘束された」と報告した。

これん２４日朝、２０１４年からロシアに占領されているウクライナ南部クリミア・ジャンコイ地区にて、占領政権当局が先住民のクリミア・タタール住民の複数自宅に家宅捜索を行い、６名の住民を拘束していた。

ウクライナのジェパル（ジャパロヴァ）外務第一次官は、ツイッター・アカウントで、国際社会に対して、本件を非難するよう呼びかけている。