世界汚職度ランキング、ウクライナ若干改善

汚職・腐敗防止活動を行う国際NGO法人「トランスペアレンシー・インターナショナル」(TI)は、2022年の世界汚職度ランキングを発表した。

ウクライナは、スコアを1点改善し、国別ランキングにて180か国116位となった。2021年は、122位だった。TIがウェブサイト上で報告した

ウクライナの汚職スコアを年別に見ると、過去10年間ではヤヌコーヴィチ政権時代の2013年が最も低く25点で、10年間で8点改善している。

詳細な報告箇所では、ウクライナはまだスコアは低く、戦争で苦しんでいるが、2013年から汚職度を8点改善するという著しい改善を示した国の1つであると指摘されている。また、ウクライナは、長らく体系的な権力乱用に苦しんでいるが、監視と説明責任の点を改善する重要な行動が取られたことが報告されている

また、報告では、2022年2月のロシアの対ウクライナ侵攻は、腐敗した権威主義政権がいかに国際平和・安全・経済安定性を脅かすのかを例示することになったと指摘されている。

ロシアは、今回のITの汚職度ランキングで137位。