クリミアで密かに親ウクライナ活動をしていた女性、拘束後に半島からの脱出に成功
被占領下ウクライナ領クリミアにて、ロシアの占領政権に迫害を受けていた親ウクライナ活動をしていた女性が、大陸側ウクライナに避難することに成功した。
被占領地にて親ウクライナ活動を行う匿名集団「黄色いリボン」がテレグラム・チャンネルで報告した。
報告には、避難に成功したのは「黄色いリボン」運動に参加している活動家のヴィオレッタさんのことだと書かれている。
黄色いリボンは、「この信じられないほどに勇敢な女性は、最近まで一時的被占領下クリミアにて、占領と露シズム(編集注:ロシア+ファシズムの造語)と闘っていた。ヴィオレッタさんは、私たちのビラを貼って回り、グラフィティを描き、黄色いリボンを結び回っていた。残念ながら、彼女はロシア連邦保安庁(FSB)に拘束されてしまったが、しかし尋問を受けながらも、彼女は自らの立場を変えなかった」と伝えた。
FSBは、拘束したヴィオレッタさんに自白させたり、親露的発言を強制したりしようとしていたという。しかし、ヴィオレッタさんは、被占領地からウクライナ政府のコントロールする地域に脱出することができたのだという。
報告には、「ヴィオレッタさんは、ロシア政権に対する抵抗の顔である。彼女は、私たちのスーパーヒーローだ。普通の人一人一人がスーパーヒーローになることができるのだ」と書かれている。