露ベルゴロド州の状況はロシアの国内紛争=ウクライナ軍情報機関
ウクライナ国防省傘下情報総局に所属するユソウ氏は22日、ロシア連邦ベルゴロド州の状況は同国の国内紛争だと発言した。
ユソウ氏がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
ユソウ氏は、「ウクライナ安全保障・国防戦力は、1991年時点の国際的に認められたウクライナ国境へ到達すべく、ウクライナ領を解放し、私たちの大地を脱占領している。ロシア連邦領で起きていることは全て、ロシアの国内紛争である」と発言した。
同氏はまた、ベルゴロド州における方策の責任を負っている機構は「ロシア自由軍団」と「ロシア志願兵軍団」だとし、両者はロシア国民で構成されており、武器を手にロシアをプーチン政権から守っているのだと指摘した。
これに先立ち、22日、複数の報道機関が露ベルゴロド州で爆発音が聞かれたと伝え、その後、同地にロシアの志願兵が現れたと報じていた。
ロシアの報道機関によれば、ロシアのペスコフ露大統領報道官は、プーチン露大統領にはすでに「突破の試み」について報告が行われたという。ペスコフ氏は、ベルゴロド州での出来事につき「ウクライナの工作」だと呼び、その目的は「バフムート方面から注意を逸らすこと」だと指摘している。さらに同氏は、ロシア戦力は工作員を殲滅しようとしていると発言した。
ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は、本件につきウクライナは情勢を観察し、分析しているが、事態に直接の関係は有していないと発言した。
米国務省のミラー報道官は、米国はウクライナに対して自国領の外での攻撃のための能力は提供しておらず、ウクライナ首脳陣にそれを行うよう奨励もしていないが、他方で、ウクライナは自らの作戦を自分で決められると発言した。