環境活動家グレタさん、ウクライナにおける環境破壊への反対集会に参加
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スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんは14日、独ボンで開かれた、ロシアによるウクライナ南部のカホウカ水力発電所のダムが破壊されたことに関係する人為的環境破壊(エコサイド)に反対する集会に参加した。
独DWが報じた。
集会は、気候問題の会議が開催されているボンの国連の建物近くで開かれた。
グレタさんは、ウクライナの人たちに対して、「私たちはあなたたちを支えている。私たちはあなたたちの側にいる。私たちは何が起きているか見ている。世界中の視線がウクライナとロシア、何が今起きているかに向けられている。私たちは観察者になるつもりはない。私たちは黙りはしない。強くあり続けてくれ。私たちはあなたたちと連帯している」というメッセージを伝えた。
またグレタさんは、ロシアがウクライナで行っている犯罪は断罪せねばならないとし、環境活動家が現在起きていることに注意を向けているのは、単に環境に関する心配からだけでなく、人のことも大切にしているからだと発言した。
グレタさんは、「現在行われていることはおぞましい。私たちはそれが続くことを認めることはできない」と強調した。なお、グレタさんは、カホウカ水力発電所の爆破についてこれまでに「暴挙だ」と述べている。
これに先立ち、グレタ・トゥンベリさんは8日、カホウカ水力発電所ダム破壊によって、ロシアがエコサイド(環境・生態系の破壊)を引き起こしたとし、同国の犯罪の責任は必ず追及せねばならないと発言していた。
写真:Henning Kaiser/dpa/picture alliance