キーウの「祖国の母」像、盾の紋章を変更へ

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13日、ウクライナの地域発展インフラ省は、国家建築・都市建設監査局からキーウ市の「祖国の母」像(1981年建造)の修理許可が得られたとし、今後盾の部分のソ連の国章がウクライナの国章、三又の鉾(ほこ)へと変更されると発表した。

地域発展・インフラ省がフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、「プロジェクトの決定により、記念碑の盾へウクライナ小国章である三又の鉾の配置が行われることになっている。三又の鉾は、古いソ連の国章に代わる」と書かれている。

また、本件の発注者は、同像の位置する国立第二次世界大戦のウクライナ史博物館。作業は近々始まる見込みだという。

なお、2022年、ウクライナの官製オンラインサービスポータル「ジーヤ」で行われたアンケートにて、回答者約80万人の内、85%が「祖国の母」像の盾の紋章を三又の鉾に変更することを支持すると回答していた。

また、ウクライナ最高会議(国会)は、2015年4月に、脱共産化関連法を複数採択している。その内の1つにより、ウクライナでは、一部例外を除き、共産全体主義と国家社会(ナチズム)全体主義のシンボルの喧伝は禁止対象とされている。