2023年にウクライナを出国した国民の内、99%が帰国=国境警備庁
ウクライナの国境警備庁のデータベースによれば、2023年の11か月間でウクライナ国境を越えた者は3200万人強だったという。同時に、出国者と入国者の差は約14万2000人で、1%未満だった。
オープンデータ分析サイト「オープンデータボット」が国境警備庁のデータを用いて伝えた。
記事には、「2023年に出国した99%のウクライナ国民がウクライナへ戻っている。2023年の11か月(編集注:1月〜11月)で、1400万人がウクライナへ戻ってきており、1410万人がウクライナを出ている。ウクライナを出国した者と帰国した者の差は、14万2000人。これは、国境を越えたウクライナ国民の数である」と書かれている。
また、この数字は、全面戦争の始まった年である2022年と比べると15倍少ないとし、2022年は出国した者と帰国した者との差は220万に達していたと説明されている。
分析によれば、2023年初頭は帰国者より出国者が多かったが、4月、7月、8月は一度帰国者が出国者を上回った。
また、2023年11か月間でウクライナ国境を越境したのは3260万人で、これは2022年同期比よりも160万人(5%)多いという。