イタリア・モデナで開催予定だった露プロパガンダ行事、開催許可取り消し
イタリア中部モデナにおいて、ロシアが占領しているウクライナ東部マリウポリに関するプロパガンダ展覧会の開催が予定されていたところ、モデナ市役所は、ウクライナ政府からの抗議を受けて、同行事の開催許可を取り消した。
ウクライナのニコレンコ外務報道官がフェイスブック・アカウントで伝えた。
ニコレンコ氏は、「ウクライナ側の呼びかけを受けて、イタリア・モデナ市市役所は、被占領下マリウポリに関するプロパガンダ展覧会の開催許可を取り消した。私たちはこの決定を心から歓迎する。私たちは、市役所に対しても、マリウポリとウクライナにおけるロシアの犯罪被害に関してイタリア社会を騙させることを防いだイタリアのウクライナ人たちに対しても感謝している」と書き込んだ。
また同氏は、世界の他の町々に対しても、ロシアの類似の挑発的な試みに場所を与えないよう呼びかけ、それもまたロシアの侵略に対するウクライナの勝利への重要な貢献となると強調した。
これに先立ち、イタリア・モデナにおいて、ロシアの占領下にあるウクライナ東部の町マリウポリが「開花」している様子を見せるとする展覧会の開催が予定されていることが明らかになっていた。ウクライナ外務省は、これを挑発だと指摘し、在イタリア・ウクライナ大使館に対して、公式な呼びかけを準備するよう指示を出していた。
写真:ラジオ・スヴォボーダ