「ウクライナ文化基金」代表に文化史専門家のナターリヤ・クリウダ氏任命

6日、ウクライナ文化の促進を目的とする国家機関「ウクライナ文化基金」の代表に、文化史・アイデンティティ問題を専門とするT.シェウチェンコ記念キーウ国立大学のナターリヤ・クリウダ教授が任命された。

カランジェイェウ文化情報政策相代行がウクルインフォルムでのラウンドテーブルの際に発表した。

カランジェイェウ氏は、「今日からナターリヤ・クリウダ氏がウクライナ文化基金の代表だ。彼女は、監査委員会の委員長と基金内のプロセスのモデレーターになるだけでなく、基金を代表し、法律に則って基金の政策を定め、社会を前に、民主的で透明なプロセスについての責任を果たしていくことになる」と伝えた。

また同氏は、クリウダ氏は、市民社会から大きく信頼されていると伝えた。そして同氏は、クリウダ氏は、専門性があり、公正で、ウクライナ文化環境の全ての動向に対して注意を向けられている人物だと指摘した。そして同氏は、「多くの公的行事の主催者や司会者というだけでなく、ウクライナ文化環境を発展させるための複数の重要なアイデアを生み出してきた人物でもある」と述べた。

ナターリヤ・クリウダ氏は、哲学博士であり、T.シェウチェンコ記念キーウ国立大学ウクライナ哲学・文化課教授を務める人物。専門は、文化史、神話史、アイデンティティ問題、文化記憶。

同氏は、2014年以降は、ボランティア活動をしたり、改革を行う市民団体のプラットフォーム「改革蘇生パッケージ」の文化部門の主要専門家として活躍してきた。2018年以降は、ウクライナ文化基金で専門家として活動。基金のプロジェクトを複数率いてきた。

写真:Picasa