ウクルインフォルム総裁、独立監視団体による最優良メディアリストからの同社除外にコメント

ウクルインフォルムのオレクシー・マツーカ総裁は26日、ウクライナのメディア監視団体「マス情報研究所」が定期モニタリングの結果として発表している最優良オンラインメディアのリスト「ホワイトリスト」からウクルインフォルムが除外されたことにコメントした。

マツーカ総裁が同日キーウで開催された国際メディアリテラシー・メディア自主規制会議の際に発言した。

マツーカ氏は、「今日の市民団体『マス情報研究所』のウェブサイトにおける、専門家たちがウクルインフォルムを『ホワイトリスト』から除外したとの発表は、編集部にとって予想外だった。チームの一人一人が基準と倫理規定を熟知しており、ジャーナリズムの最善のプラクティスに従おうと努力している。しかし、記者の仕事の80%は、他者からの活動の批判であることは認識している。私たちは、『ホワイトリスト』の専門家の活動結果を感謝を持って受け入れるし、リストにできるだけ早く戻ることを自分たちの目的とする。私たちは、組織の憲章を改訂するところであり、独立した外部編集者の選定プロセスを終えるところであり、また『ホワイトリスト』が定める基準を遵守するための内部委員会を設置する」と伝えた。

同氏は、「ホワイトリスト」を発表している専門家たちに、ウクルインフォルムの活動におけるあり得る過ちの指摘に謝意を表明した。

これに先立ち、26日、「マス情報研究所(IMI)」が、4月時点のウクライナの最優良オンライン報道機関リスト「ホワイトリスト」を更新していた

IMIは定期的に2段階でオンラインメディアのモニタリングを行っている。今回リストに加えられたのは11のオンラインメディア(公共放送局「ススピーリネ」、ラジオ・スヴォボーダ、ウクラインシカ・プラウダ、バベリ、フロマツィケ、テクスティ、ZN、エスプレソ、スロヴォ・イ・ジーロ、ウクラインシキー・ティジデン、市民ラジオ)。

他方で、今回同リストからは、ウクルインフォルム、NV、リーガの3つのメディアが除外されていた。その際、IMIは、ウクルインフォルムへは、バランス基準の遵守により注意を払うこと、政府寄りのニュースの数を見直すことを勧告している。