ウクライナ東部ヴォウチャンシクからの住民避難続く

写真ルポ

ロシアによる砲撃が強まるウクライナ東部ヴォウチャンシクとその周辺の自治体では、住民が3日にわたり避難を続けている。

ハルキウ州北部にてウクルインフォルムの写真記者が避難の様子、住民の感情を取材した。

避難民が家から持ち出すことができたのは、1人がかばん3つぐらいである。人々の中には、絶え間ない激しい砲撃により命を危険に晒させないようにと、ペットと一緒に避難している者もいる。

国家非常事態庁ハルキウ州総局の情報では、救助隊、警察官、地元自治体の代表者が住民を中間避難地点まで同行しているという。作業にはまた、ボランティアも加わっている。現場では、国家非常事態庁の心理専門家が活動し、人々に支援を提供している。

シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官の話では、12日、ヴォウチャンシクからは1600人が避難した。過去3日間で避難した住民は5500人に上るという。

ハンバラシヴィリ・ヴォウチャンシク市軍行政府長官は、ラジオ・スヴォボーダの番組出演時に、ヴォウチャンシクの住民全員が13日中に避難を計画していると発言した。12日の夜の時点で、さらに250人が脱出を要請したという。

写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム