ウクライナの市民団体、クリミア史の音声授業を開始
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ウクライナで教育の発展に向けた活動を行っている市民団体「スマート・オスヴィータ」は、音声学習プロジェクト「耳で学ぶ(ウチーシャ・ヴーハミ)」にてクリミア史の講座を始めた。
市民団体「スマート・オスヴィータ」がフェイスブック・アカウントで発表した。
発表には、「歴史」「文化」「人々」の3つのジャンルで計20の音声授業が公開され、クリミアの歴史、先住民、文化について学びたい人なら誰でも聞くことができると書かれている。
音声授業の教師たちは、この授業でクリミアに関するステレオタイプやロシアのナラティブを解説している。たとえば、クリミアに関して「保養地」とか「未開の地」といったイメージがどのように作り出されたのかについてや、ロシアがクリミアを占領する度に、「永遠のロシア」化を行おうとしてきたことが授業で説明されるという。
このオンライン授業は、プロジェクト「耳で学ぶ」の公式サイト、特設ページ「クリミア授業」、スポティファイ、アップル・ポッドキャスト、NV、ユーチューブで聴くことができる。授業はウクライナ語で行われている。
今回の授業の制作には、タミラ・タシェヴァ・クリミア自治共和国ウクライナ大統領常駐代表、歴史家のフリナラ・アブドゥライェヴァ、キーウ・モヒラ・アカデミー大学の歴史学博士のマルチン=オレクサンドル・キースリー、アーティストのエズラ・パストル、クリミア・タタール語専門家・教師・通訳のアルスラン・ファジロウなどが協力したという。