ウクライナ国民の88%がEU加盟、86%がNATO加盟を支持

世論調査

ウクライナで9月に実施された世論調査により、近くウクライナの欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の加盟に関する国民投票が実施された場合、88%のウクライナ国民がEU加盟を支持、86%がNATO加盟を支持することがわかった。

2024年9月20日から26日にかけて実施した世論調査の結果を発表した

発表には、「もし近々、ウクライナのEUへの加盟に関する国民投票が行われたら、回答者の81%が投票するという(南部では63%の住民が、西部では90%の住民が参加)。全面戦争開始の前、2021年11、12月、そのような国民投票への参加意志を示したのは、回答者の69%だった」と書かれている。

そして、投票に参加すると答えた回答者の内の88%がEUへの加盟を支持すると答えた(不参加8%)。また、同回答は2021年11、12月の調査時には、78%だったという(不参加18%)。

地域別では、西部の投票すると答えた回答者の96%がEU加盟を支持(不支持3%)、中部で90%(同5.5%)、東部で81%(同13%)、南部で69%(同20%)だった。

同様に、NATO加盟の国民投票に関する設問では、投票に参加するとの回答は82%(南部では68%、西部では91%)。2021年11、12月の投票時は、この回答は67%だったという。

そして、投票すると答えた回答者の内の86%がNATO加盟に支持すると回答(不支持10%)。この数字は、2021年11、12月には支持70%、不支持24.5%だったという。

地域別には、西部で支持95%、不支持2%、中部で88.5%と8.5%、東部で78%と16%、南部で64%と26%だった。

今回の世論調査は、ラズムコウ・センターが2024年9月20日から26日にかけて、対面式でウクライナ政府管理地域かつ戦闘の行われていない地域でのみ実施したもので、18歳以上の2016人が回答したもの。理論的誤差は最大±2.3%だとし、またロシア侵略による追加的な体系的偏差があり得るとも書かれている。