サッカー・ウクライナ代表の勝利 キーウ市民の歓喜、朝まで

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キーウ(キエフ)では、29日のサッカー欧州選手権EURO2020の決勝トーナメントのウクライナ・スウェーデン戦を見るために、市内のスポーツ広場の大画面の前に7000人以上の市民が集まった。

大画面での中継は、キーウ市行政府とスポーツ宮殿の支援を受けて、ウクライナ代表のオフィシャルパートナー「パリマッチ」が運営した。希望者は、無料でショッピングモール「ガリバー」の建物に設置された4000平方メートルの液晶画面にて試合を観戦した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

市民は、試合中、ウクライナ国歌を歌ったり、大歓声をあげたりするなどしてウクライナ代表を応援し続け、実際にスタジアムにいるかのような雰囲気を作り出していた。休憩時間には、活発な議論も繰り広げられていた。

特にジンチェンコ選手とドウビク選手ががゴールを決めた時は、スポーツ広場が爆発したかのようだった。そして市民の声が届いたか、試合結果は2−1でウクライナの勝利。ウクライナ代表は準々決勝へ進む。市民たちには、大きな喜びのプレゼントとなった。祝勝ムードは、夜明けまで続いた。

なお、ウクライナ代表は、7月3日にローマでイングランド代表に準々決勝を戦う。