ウクライナのウシク、ジョシュアに判定勝ち 3団体統一ヘビー級新王者に

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クリミア・シンフェローポリ市出身のオレクサンドル・ウシクは、25日、英ロンドン・トットナム・ホットスパー・スタジアムにて、WBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級タイトルマッチにて英国のアンソニー・ジョシュアに挑み、判定勝ちし、新たに3団体統一ヘビー級王者となった。

なお、今回の試合は、ウシクにとってヘビー級転向後初のタイトル戦であった。

勝利したウシクは、「これは私にとって非常に多くのことを意味する。試合は、全く計画通りに進んだ。ジョシュアが押す瞬間が数回あったが、決定的ではなかった。12ラウンドで試合を終わらせるという課題はなかった。最初は、私はそうしたかったし、狙い、飛び込んでいったが、コーチが私を正気に戻してくれた。この試合はまだ私の最高のものではない」とコメントした。

ウシクはまた、試合後、リング上で「ホパック」と呼ばれるコサックダンスを披露した。

なお、ウシクは、2012年のロンドン・オリンピックでの勝利の際にもホパックを踊っている。

また、ゼレンシキー大統領は、ウシクの勝利を受け、フェイスブック・アカウントに喜びのメッセージを書き込んだ。

大統領は、「ウクライナは自らの物を取り戻すのだ! WBA、IBF、IBO、そしてWBOのチャンピオンタイトルがまたウクライナ人の物となったのだ! サーニャ(編集注:ウシクの愛称)、ありがとう! 私たち皆、寝ないでいたし、疑っていなかったし、皆気持ちいっぱいで見ていたよ!」と書き込んだ。

写真:Getty Images、ロイター