ロシアの占領下で11年過ごした21歳の女性がウクライナへ移動

ウクライナ大統領のプログラム「ブリング・キッズ・バックUA」を通じて、被占領下で11年を過ごした21歳の女性がウクライナ政府管理地域へ移動させることができた。

15日、イェルマーク宇大統領府長官がテレグラム・チャンネルで報告した

イェルマーク氏は、「彼女のストーリーは、私たちの国民を帰還させることがどれだけ困難かを改めて思い出させるものだ。時々、若者が自分で占領から脱出するために成人するのを待たざるを得なくなる状況になることもある」と発言した。

同氏はまた、占領から脱出したテチャーナさんはウクライナ東部の小さな町で生まれ育ったが、その町は2014年には一時的占領下に陥ったと伝えた。テチャーナさんは、何度もウクライナ政府管理地域へと脱出しようと試みたが、しかしウクライナの身分証明書がないこと、資金面の問題があったこと、知らない者に止められることの恐怖があったという。

そして同氏は、「『子供の真実のためのウクライナネットワーク』の努力のおかげで、安全なルートと避難を組織することができた。今、テチャーナさんは、安全な場所、自由なウクライナ領におり、そこで彼女は新たな人生を始めることができる。子供や若者たちは、私たちの国の未来だ。私たちは、一人一人を帰還させるために最大限の努力を尽くしている」と書き込んだ。